世界一美しいビーチとも言われる、世界遺産「グレートバリアリーフ」。
本当にこんなにも美しい風景の世界が存在するのかと、写真や映像を見ているだけでも圧倒されますね。
しかし、グレートバリアリーフの特徴でもある「サンゴ礁」に、ある問題が…。
そんなことも含め、グレートバリアリーフの特徴や魅力についてまとめました。
グレートバリアリーフの魅力とは?一番の特徴は…
グレートバリアリーフは、オーストラリアにあります。
オーストラリアと言ってもめっちゃ広いですが、北東のクイーンズランド沖にあり、地図で見るとオーストラリアの右上辺り。
ざっくり言うと、パプアニューギニアの下のとんがり辺りから、ブリスベンの上辺りまで続いています。
なんと!全長約2,000km。
一般的な海岸の例をあげると、神奈川県の江ノ島海岸の海岸線は約4km、ということで、桁が違い過ぎます〜!!
というか、グレートバリアリーフは日本列島ほどの面積ということですから、江ノ島と比較する時点で大間違いですね^^;
オーストラリアなので広いのはわかります。
ですが、世界遺産にもなるほどの素晴らしさは、広さだけでなく、なんと言ってもその広さを埋め尽くしているのは、連なったサンゴ礁群だということ。
そのサンゴの種類は400種以上にも上り、日本列島ほどの面積一面を覆い尽くしているので、宇宙からでも見えるというからすごい。
それだけでなく、1500種もの魚たちがキレイな海の中に生息しているのも、また、グレートバリアリーフの魅力です。
グレートバリアリーフには、大小合わせて900もの島があり、それぞれの魅力があります。
行ったからには、やはり有名どころは押さえておきたいものですよね。
はずせない島とスポットはこちら!
グレートバリアリーフの魅力が詰まった有名スポット
グリーン島
グリーン島は、グレートバリアリーフの中でも特に有名で、「ケアンズの宝石」とも呼ばれています。
海の青・木々の緑、両方の美しさを楽しめる島で、特に、エメラルドグリーンの壮大な海は素晴らしく、マリンアクティビティを楽しみたい人にも人気です。
グリーン島に行ったなら、シュノーケリングやダイビングなどを体験するのがおすすめ。
ウミガメに遭遇することもあるそうですよ。
ケアンズから近く、グレートバリアリーフの入り口となるので、多くの観光客が訪れやすい島でもあります。
ハミルトン島
ハミルトン島は、グレートバリアリーフの中央部に位置し、ケアンズとブリスベンのほぼ中間点にある島です。
何が魅力かというと、ご存じの方も多いと思いますが、あの!ハート型のサンゴ礁「ハート・リーフ」の島がある場所です。
ハート・リーフを見たカップルは必ず幸せになれる、という伝説があり、新婚旅行で訪れる人が多いのだそう。
海外からの観光だけでなく、ラグジュアリーリゾートとしてオーストラリアでも人気の島です。
ハート・リーフには上陸することはできないので、ヘリコプターツアーなどで上空から見下ろす形になります。
そして、上空から絶対に見ないといけない(もはや義務!)のが、ホワイトヘブン・ビーチ!
クイーンズランド州で最もクリーンなビーチに選ばれていて、ハミルトン島から毎日、クルーズ・ヘリコプター・水上飛行機などでのツアーが催行されています。
名前の通り、まさに白い天国のよう。
全長7kmにも及ぶ壮大なビーチは、澄んだターコイズブルーの海と、まるで発光しているかのような純白の砂浜が織りなす景色、まさに絶景です!
ヘイマン島
ヘイマン島は他の島とは違い、1島1リゾートのラグジュアリーなプライベート・アイランド。
ロイヤルヘイマンとも呼ばれ、世界のセレブたちに大人気で、エリザベス女王も訪問したのだとか。
最高級のおもてなしを受け、最高級のグルメを楽しみ、もちろんマリンアクティビティを楽しむこともできる、至福の時を過ごすための島、と言ってもいいかもしれません。
ホワイトヘブン・ビーチにもヘリコプターですぐ行ける近さです。
とにかく贅沢に何もかもを堪能したい!という思いを、すべてこの島ひとつが叶えてくれる、そんな島です。
ちょっとハードルが高い感じもありますが、せっかく行くならとことん贅沢して思いっきり楽しみたい!という方にはピッタリ。
壮大な景色に囲まれて、高級感ある時を過ごしたいセレブリティたちを魅了している島なのです。
グレートバリアリーフのサンゴ礁に問題が…?
まだまだキレイで壮大で、私たちを魅了し続けてくれるグレートバリアリーフですが、1995年時と比べて、サンゴ礁の種類も規模も50%以下に減少しているのだそう。
サンゴは、褐虫藻という藻と共生していて、藻が光合成を行うことでサンゴに栄養を供給しています。
ですが、地球温暖化による海水温の上昇などで、サンゴがストレスを受けて藻を追い出してしまったり、藻を攻撃するウィルスが出現したり…。
藻がいなくなると、サンゴは栄養補給ができません。
そして、色も白くなることから「白化現象」と呼ばれています。
サンゴがなくなってしまったら、景観問題もそうですが、その恩恵を受けている海の生き物たちも命の危機にさらされる…。
ということで、深刻な問題として、オーストラリアでは問題解決の糸口を探して、専門家たちが日々研究を行っているのです。
こういう話を聞くと、「自然」を守っていくということは、とても大変なことなのだと実感します。
そして、何もできない…。
もし…もしも、サンゴ礁がなくなってしまうなら、今、頑張ってその命を輝かせてくれているうちに、サンゴ礁とサンゴ礁を囲む生物たちに「ありがとう」を伝えに行きたい。
そんな気持ちにさせられました。
まとめ
以上、グレートバリアリーフの魅力と、今、起きている問題についてでした。
マリンスポーツが好きな方なら、なお、こんな素敵な海で泳いでみたいでしょうね!
私はそっち方面はちょっと苦手なので、頭の中を空っぽにして、ラグジュアリーなひと時を贅沢に過ごしてみたい、そんな風に思いました♪
まるで、夢の中にいるような時間を過ごせそうですね。