2022年7月、ホノルル線の定期便が復活しましたね!
成田とホノルルを結ぶ特別塗装機として、大きな話題を集めた「FLYING HONU(フライングホヌ)」。
この記事では、フライング・ホヌの運行再開にちなんで、改めてフライングホヌの名前の由来についてお伝えいたします。
また、フライング・ホヌは全部で3機あるのですが、それぞれに愛称がついており、その名前の意味もまたとっても素敵なのでご紹介しますね♪
フライングホヌの名前の由来とは?
フライング・ホヌを直訳すると、「空飛ぶウミガメ」。
フライング・ホヌの「ホヌ」は、ハワイ語でウミガメのことを言います。
ハワイにはそもそもとしてウミガメが多く生息しているということもあり、古くから伝わるウミガメの伝説があるんですね。
ウミガメが子供に化けて、海辺でサメに襲われそうになった子供を身代わりになって守ったり、サーファーをサメから守った、などの伝説があります。
そのため、ハワイでは、とても「神聖な生き物」とされていて、「神様からの使い」「幸運を運んでくれる」などとして、古くから大切にされてきました。
そんな、ハワイと縁の深いホヌ(ウミガメ)という名前を、ホノルル便に命名したわけですね。
日本からハワイに向かう人の多くは、バカンスを楽しむために行くことが多いですよね。
フライング・ホヌは、そんな私たちの旅を幸運に導いてくれるよう、そんな思いも含まれているのかな?と思うと、ますます素敵な名前だなと思いました♪
1・2・3号機の愛称の意味も素敵なのでご紹介!
フライング・ホヌは、全部で3機体あります。
それぞれに愛称がついており、フライング・ホヌの名前の由来にもしっかり意味があったので、これらの愛称も何か意味があるのでは?
と思い、調べてみたら、やっぱり素敵な意味がありました。
1号機「ラニ」
2019年、まず一番最初に誕生した1号機、愛称は「ラニ」。
「ハワイの空」をイメージしたブルーの機体と、パッチリ開いた目が特徴です。
エアバスA380「フライングホヌ」が佇む。 pic.twitter.com/VB4EyxAiul
— 羽鳥写真館 (@hatolier_camera) June 28, 2022
「ラニ」にはハワイ語で、空・天・天国などの意味があります。
1号機は「ハワイの空」をイメージしたブルーの機体なので、そのイメージからですね。
また、SNSなどを見ていると、「ラニくん」と呼んでいる方が多いのですが、ハワイでは実際は女の子につける名前として人気です。
2号機「カイ」
次いで、同じく2019年に誕生した2号機、愛称は「カイ」。
「ハワイの海」をイメージしたエメラルドグリーンの機体と、ニッコリ微笑んだ目が特徴です。
多くの方に見送られながら、ANA FLYING HONU本日のチャーターフライトに出発です!ご搭乗の皆さんはどうぞ楽しいフライトを🛫#フライングホヌ #セントレア pic.twitter.com/k4AjFh6lsm
— 中部国際空港セントレア (@Centrairairport) April 3, 2022
「カイ」はハワイ語で、海の意味。
そのまま、2号機のイメージ通り「ハワイの海」を意味するのでしょう。
日本語でも「海」を「カイ」と呼びますし、これはどちらの国から見ても同じ意味があり、素敵ですね。
「カイ」は、ハワイでは男の子につける名前として人気です。
3号機「ラー」
最後、2020年に誕生した3号機、愛称は「ラー」。
「ハワイの夕陽」をイメージしたサンセットオレンジの機体と、長いまつげのある大きな目が特徴です。
ANAフライングホヌ3号機が到着し、博物館前に駐機してくれました!#ANA #航空科学博物館 pic.twitter.com/dpBPExdYCN
— 航空科学博物館 (@aeromuseum3416) October 16, 2021
「ラー」は、ハワイ語で太陽・日(day)の意味があります。
3号機のイメージ通り、おひさまですね。
デザインからして、女の子のようなイメージがありますが、実際ハワイではそれほど多くつけられる名前ではないようです。
この「ラー」だけが、まだ就航したことがありません。
機体が日本に到着したのは、まさにコロナ禍でしたし、運行が再開された今もまだ、ラーの運行は決まっていないとのこと。
ラーもきっと、まだかまだかとその日を待ちわびているのでしょうね。
すべて日本ではパッと見馴染みのない名前ですが、愛称もすべてハワイ語だったんだ!とわかったときは、ちょっと感動しました。
デザインやカラーイメージまで、しっかり統一して考えられていて、ここまで、ホノルル便のフライング・ホヌは、徹底的にキャラクターデザインがなされていたのですね。
フライング・ホヌの魅力は大きさとデザインにもあり!
フライング・ホヌの魅力と言えば、大きさにもありますよね!
フライング・ホヌは、「エアバスA380型機」世界最大の旅客機です。
全機2階建てで、ANAホノルル線で初めてファーストクラスを導入しました。
飛んでいる様子をツイートしてくださっている方がいたのですが、ほぇ〜〜〜!!と思わず声が出てしまうほどの大迫力。
大きくてめちゃくちゃかっこいいですね!
もう1台の📷️で望遠レンズ
— アバランチェ (@Hamamatsu_ABA) April 3, 2022
取り付けて定点カメラ動画を
一瞬ですが実際のスピードにて😁
見たらニヤニヤでした( ̄ー+ ̄)#セントレア #フライングホヌ pic.twitter.com/1toNluoJ1u
そして、デザインは、もちろんホヌの名前通りウミガメです。
3機とも、機体の横には子供のウミガメが描かれており、ウミガメの家族の姿のデザインにもほっこり♪
親ガメの後をくっついて泳ぐ子供ウミガメにも見えて、ほんっとかわいいし、かっこいいですね!
まとめ
以上、フライング・ホヌの名前の由来と、1・2・3号機につけられた愛称の意味についてでした。
まとめると、
フライング・ホヌの「ホヌ」はハワイ語で「ウミガメ」。
ウミガメは、ハワイでは古くから幸せを運ぶ象徴として大切にされていることから、命名。
愛称は、
1号機「ラニ」: 空
2号機「カイ」: 海
3号機「ラー」: 太陽
の意味があり、すべてハワイ語であり、デザインやカラーイメージまでしっかりとキャラクターデザインが作り込まれている!
探りながら動画見たりしているうちに、すっごく見たくなってしまいました。
ハワイへと飛行する日がまたやって来て、本当に嬉しく思います♪