カルガモ親子が引っ越しするのはなぜ?そもそもどこから来るの?
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カルガモ親子が引っ越しするのはなぜ?そもそもどこから来るの?

趣味・興味

カルガモが親子で引越しする姿、超かわいいですよね♪

もはや当たり前のように見てきましたが、カルガモ親子が引越しするのはなぜなのか?

ふと疑問に思ったので調べてみました。

そして、引っ越し引っ越し言いますが、そもそもカルガモはどこから来るのでしょう?

ということもあわせてまとめます。

 

カルガモ親子が引越しするのはなぜ?

カルガモ親子の移動は、よく、ニュースでも取り上げられますよね。

移動を警察官にガードされ移動する姿、ドライバーが渋滞を作ってまで待ってあげて道路を横断する姿、移動中のトラブルに対応する消防隊・・・

みんなに愛されているのがわかります。

 

カルガモが引っ越しする理由その❶餌の確保のため

カルガモが卵を産むのは春。

産んだ卵が見つからないよう、水辺の草むらなどに巣を作り産卵し、お母さん鳥はそこで25日間ほど卵を温めで孵化させます。

そして、ヒナが孵ると、お母さん鳥は餌を取りに行き、餌を巣に持って帰って来てはひなに与えることを繰り返すのが鳥によく見られる光景ですよね。

ですが、カルガモのお母さんは餌を取りに行きません

ヒナ鳥は生まれてすぐ、お母さんから餌の食べ方を教えられるのです

 

カルガモは「早成性」といって、他の鳥よりも成長した状態で生まれてくるため、しばらくするとすぐ歩けるようになるし、餌も自分で食べられるようになるんですね。

でも、飛ぶことはできません。

なので、お母さんが飛んで餌を取りに行かないので、今いる場所付近に餌がなくなれば、餌を求めて移動することになるのです。

それが、カルガモ親子のお引っ越し

 

お母さんは餌を取りに行きませんが、それは子のことが大事じゃないわけじゃありません。

自分は飛べるのですから、飛んでしまえばなんてことない話ですが、子たちは歩くことしかできないので一緒に歩いていくのです。

時に我が身を盾にして、敵が現れるとわざとしゃしゃり出て、子どもたちから注意の目を逸らして守ったりもするんですって。

そして、カルガモには、生まれて最初に見たものを親だと思う「刷り込み」という習性があるため、お母さんにくっついて歩いて、お母さんの背中を見て育つのですね。

 

カルガモが引っ越しする理由その❷敵から身を守るため

引っ越しは、餌の確保だけでなく、自分たちの身を守ることも兼ねています。

ひとつの場所にいれば、天敵に狙われやすくもなりますよね。

そして、一度居場所がバレると、何度も狙われるようになってしまいます。

このようなことを防ぐためにも、カルガモ親子は引っ越しをするのです。

このようなことからも、引っ越しの回数は、実は一度だけではありません

ヒナが巣立つまでの2ヶ月程度、餌を求め、敵から身を守るため、数回の引っ越しを繰り返します。

 

カルガモはそもそもどこから来るの?

カルガモは引っ越しをする、てことはその前はどこから来るのか?

と思ったのですが、引越しの理由が理由ですので、どこから、ということでもなさそうです。

調べたところカルガモは「留鳥」なため、どこから来るということではなく、その場その場で生息する鳥だということがわかりました。

「留鳥」というのは、渡り鳥のように季節ごとに住む場所を変えたりする鳥ではなく、一年中ほぼ一定の場所で生活する鳥のこと。

なので、引っ越しするにもその移動距離は1〜2km程度のことが多いようです。

しかし、ほんっとうに可愛いのですが、ありとあらゆる場所を横断するので、無事に次の場所まで行けるかハラハラしますね^^;

 

カルガモ親子のお引越しまとめ

以上、「カルガモ親子が引越しするのはなぜ?そもそもどこからくるの?」についてでした。

まとめると、

引っ越しするのはなぜ?
・親鳥が飛んで餌を取りに行かないため、親子で歩いて餌場を求めて引っ越しする。
・天敵から身を守るため引っ越しする。
そもそもどこから来るの?
留鳥なので、どこから来るわけでもなく一年中一定の場所で生活している。

引っ越しをする姿は、頑張って子育て中・成長中の親子の姿。

春の風物詩として、あたたかく見守っていきたいですね。